現代ヨーロッパの精神
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現代ヨーロッパの精神
(岩波現代文庫, 社会 ; 207)
岩波書店, 2010.9
- タイトル読み
-
ゲンダイ ヨーロッパ ノ セイシン
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注記
本書は1959年2月、岩波書店より刊行された。現代文庫の底本には、同時代ライブラリー版(1992年)を用いた。
内容説明・目次
内容説明
一九五一年の終わりから約三年間西欧に暮らして、著者は現代西欧思想にまだ日本に知られていない多くの面があることに気がついた。本書ではサルトル、ベン、フォースタ、ヴェーユら六人の思想家・作家を取り上げ、彼らが戦中・戦後のヨーロッパ社会が突きつけた思想的課題といかに切り結んだのかを論ずる。半世紀以上前に刊行され、戦後日本のヨーロッパ思想研究を先導してきた名著。
目次
- 1 ヨーロッパ思想・新しい現実との対決
- 2 現代ヨーロッパにおける反動の論理
- 3 新しい人間という問題—シモーヌ・ヴェーユの記録を繞って
- 4 サルトルと共産主義
- 5 ゴットフリート・ベンと現代ドイツの「精神」
- 6 グレアム・グリーンとカトリシズムの一面
- 7 カール・バルトとプロテスタンティズムの倫理
- 8 シモーヌ・ヴェーユと工場労働者の問題
- 9 E.M.フォースタとヒューマニズム
「BOOKデータベース」 より