カミ観念と古代国家
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カミ観念と古代国家
(角川叢書, 49)
角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2010.10
- タイトル読み
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カミ カンネン ト コダイ コッカ
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注記
参考文献: p245-255
内容説明・目次
内容説明
カミ観念と霊魂観というふたつの他界観はいつ、どのように創られたものか。学問的な手続きを経ずに「呪術的」「祭祀的」とされてきた弥生・古墳時代の遺跡・遺物や、「首長霊継承儀礼の場」とされてきた前方後円墳、死後に向かうとされる海上他界観など、先験的に無批判に唱えられてきた通説を見直し、膨大な考古資料のなかに人間の本質としての観念の営為をたどることで、古代人の心性に迫るあらたな論理を構築。観念領域をどう歴史化していくかという、考古学的方法の挑戦的な命題に指針を示す画期的な論考。
目次
- 序章 観念領域への考古学的考察
- 第1章 弥生・古墳時代の神殿—古代カミ観念を探る
- 第2章 神殿と弥生墳墓
- 第3章 前方後円墳祭祀の論理—墳頂部の内方外円区画をめぐって
- 附章1 日韓の古墳は同質か
- 第4章 古墳時代の祭祀遺跡
- 第5章 装飾古墳の変遷と意義—霊魂観の成立をめぐって
- 附章2 横穴式石室築造の思想
- 終章 弥生・古墳時代の他界観
「BOOKデータベース」 より