法然・愚に還る喜び : 死を超えて生きる
著者
書誌事項
法然・愚に還る喜び : 死を超えて生きる
(NHKブックス, 1168)
日本放送出版協会(NHK出版), 2010.11
- タイトル別名
-
法然愚に還る喜び : 死を超えて生きる
- タイトル読み
-
ホウネン グ ニ カエル ヨロコビ : シ オ コエテ イキル
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注記
参考文献: p[12]
内容説明・目次
内容説明
「南無阿弥陀仏」と声に出して称えれば誰でも極楽住生できる…。人々の心をたちどころに掴んだ念仏の教えは、平安末期、末法の世を生きる庶民の「救い」となった。「地獄の思想」が世のなかを次々と覆い尽くし、そして戦乱や天災、飢饉による死が目の前にあった時代、法然が深い思索を重ねた果てに到達した浄土とは何だったか。「死とは何か、生とは何か」を探究する死生学の視点をふまえ、法然浄土教が指し示した「救いの大地」をあらためて捉え直すとき、「昨日に縛られず今日を新たに生き直す」絶対肯定の思想が見えてくる。
目次
- 仏教思想の改革家・法然
- 怨霊と地獄と末法の時代
- 法然の原風景をたどる
- 「救い」の発見
- 念仏とは何か
- 現実を超える力
- 悪とは何か、善とは何か
- 専修念仏の衝撃
- 法然と女性たち
- 法然の革新性と普遍性
- 死生額としての法然浄土教
「BOOKデータベース」 より