Bibliographic Information

乃木希典

大濱徹也 [著]

(講談社学術文庫, [2028])

講談社, 2010.12

Title Transcription

ノギ マレスケ

Note

乃木希典の肖像あり

文献目録・乃木希典年譜: p428-467

原本は、1967年に雄山閣出版から、1988年に河出書房新社から刊行されたもの

Description and Table of Contents

Description

度を越した遊興、四度の休職と隠遁、東郷平八郎との明暗。「殉死」に沸騰する世論と、公表時に改竄された遺書。乃木希典とは、「明治国家」と根本的に相容れない人間性にもかかわらず、常に「国家意思」によって生かされ続けた人物だった。漱石、鴎外、西田幾多郎らの乃木評から小学生の作文まで網羅して描く「軍神」の実像と、近代日本の精神のドラマ。

Table of Contents

  • 乃木希典の生涯(無人と父母;玉木文之進正〓(まさかぬの)のもとで;陸軍への出仕;萩の乱の渦中へ;士族叛乱のなかで;紅灯緑酒の人;ドイツ留学と帰国後の生活;台湾総督の前後;那須野の「農人」;日露戦争と乃木希典)
  • 日露戦争後の社会と乃木希典(凱旋した第三軍司令官陸軍大将乃木希典;東郷平八郎と乃木希典;凱旋将兵と乃木;華冑界と乃木;社会風潮と乃木)
  • 明治の終焉(御不例の号外;天皇の死と御大葬;乃木希典夫妻の自刃)
  • 乃木の死が投じた波紋(分裂した世論;庶民の話題;キリスト者の憂愁;徳富/蘇峰・蘆花兄弟;矢内原忠雄・出隆・西田幾多郎;森鴎外と夏目漱石)
  • 軍神乃木像の展開(小学校教育のなかでの乃木;『武人の徳操』と乃木;伝記のなかの乃木)

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Details
  • NCID
    BB0422523X
  • ISBN
    • 9784062920285
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    475p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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