強く生きるために読む古典
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強く生きるために読む古典
(集英社新書, 0575C)
集英社, 2011.1
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ツヨク イキル タメ ニ ヨム コテン
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Note
引用文献: p192-194
Description and Table of Contents
Description
高校三年で肉体労働の現場に転がり込んだ著者は、一冊の古典を読む。ヘーゲルの『小論理学』だ。その哲学書は、日々の土木作業で疲れ切った若者に「未知の地平へジャンプするための勇気」を教えてくれた。正しい理解を目ざすのではなく、自分が生き延びる助けになるように本を読む。そのとき、難解・重厚と思われた古典は、人生を戦うための武器となり、仲間となる。いわば、生きるための読書だ。その実践記録である本書は、「未読の古典にチャレンジするための勇気」を私たちに与えてくれる。
Table of Contents
- はじめに 「できそこない」のためのブックガイド
- 1 『失われた時を求めて』(プルースト)かけがえのない時間
- 2 『野生の思考』(レヴィ=ストロース)ゴミ捨て場からの敗者復活戦
- 3 『悪霊』(ドストエフスキー)もしも世界が一編の美しい文章なら
- 4 『園遊会』(マンスフィールド)今日、リアルな死に触れて
- 5 『小論理学』(ヘーゲル)気がつくと見知らぬ土地に立っていた
- 6 『異邦人』(カミュ)夕暮れ、場違いな人
- 7 『選択本願念仏集』(法然)最低の人間に贈られた最高の方法
- 8 『城』(カフカ)成し遂げられていない物語
- 9 『自省録』(マルクス・アウレーリウス)春の季節に生まれいづ
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