書誌事項

20世紀ユダヤ思想家 : 来るべきものの証人たち

ピエール・ブーレッツ [著] ; 合田正人 [ほか] 共訳

みすず書房, 2011.1-2013.11

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タイトル別名

Témoins du futur : philosophie et messianisme

20世紀ユダヤ思想家 : 来るべきものの証人たち

20世紀ユダヤ思想家

タイトル読み

20セイキ ユダヤ シソウカ : キタルベキ モノ ノ ショウニン タチ

注記

Pierre Bouretz: Témoins du futur. philosophie et messianisme, Éditions Gallimard, 2003 の翻訳

その他の共訳者: 1: 柿並良佑, 渡名喜庸哲, 藤岡俊博, 三浦直希. 2: 渡名喜庸哲, 藤岡俊博. 3: 渡名喜庸哲, 三浦直希

内容説明・目次
巻冊次

1 ISBN 9784622075806

内容説明

ユダヤ教と現代思想—20世紀、この両者の深淵で繰り広げられた知的格闘を、思想家ひとりひとりを光源として、詳細かつ重層的に描き出した新シリーズの第1巻。近代において、あくまで形而上学にとどまった3人の、メシアニズムと理性との融和と対立のダイナミズムをたどる。

目次

  • 第1章 ヘルマン・コーエンのユダヤ教—成年者の宗教(哲学者と預言者;哲学者たちの神のための住まい?;相関関係の意味聖性と歓待の掟 ほか)
  • 第2章 世界の夜から“救済”の輝きへ—フランツ・ローゼンツヴァイクの星(建てる息子の回帰;同化から異化へ;ヘーゲルと十九世紀的意味における歴史 ほか)
  • 第3章 ヴァルター・ベンヤミン—歴史の天使と世紀の経験(せむしの小人;カフカの世界における啓示;『城』の影にあるユダヤの伝統 ほか)
巻冊次

2 ISBN 9784622075813

内容説明

ユダヤ教と現代思想—20世紀、この両者の深淵で繰り広げられた知的格闘を、思想家ひとりひとりを光源として、詳細かつ重層的に描き出したシリーズの第2巻。ショーレム、ブーバー、ブロッホにおける、信仰と理性の融和と対立のダイナミズムを丹念にたどった精神史。

目次

  • 第4章 ゲルショム・ショーレム—認識と修復とのあいだの「伝統」(ベルリンからエルサレムへ;霧の壁を突破すること;ユダヤ的魂の隠れた住処 ほか)
  • 第5章 マルティン・ブーバー—神の死の時代におけるヒューマニズム(ツェーレンドルフの義人;マルティン・ブーバーのユダヤ教 亡命の下に架かる橋;「聖典」を翻訳すること ほか)
  • 第6章 エルンスト・ブロッホ—期待の解釈学(ヴァルター・ベンヤミンの生き残りの兄弟?;マルクスとともに、マルクスに抗して 弁証法を人間的なものにすること;ヘーゲルによる世界との時期尚早の和解 ほか)
巻冊次

3 ISBN 9784622077480

内容説明

ユダヤ教と現代思想—20世紀、この両者の深淵で繰り広げられた知的格闘を、思想家ひとりひとりを光源として、詳細かつ重層的に描き出したシリーズの掉尾を飾る第3巻。

目次

  • 第7章 レオ・シュトラウスの遺言(ペリシテ人の国から隔たって;スピノザ問題;ヘルマン・コーエンの涙のもとで ほか)
  • 第8章 ハンス・ヨナス—思想の経験と世界に対する責任(亡命、忠誠と失望—ある人生の路程;グノーシスの鏡;有機体から自由へ—死すべきものであることの重荷と恵み ほか)
  • 第9章 エマニュエル・レヴィナスとともに—裁かれる歴史(労働と学習によって世界を建設すること;世界のように古く;“全体性”を越える“無限”の観念 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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