蕪村余響 : そののちいまだ年くれず
著者
書誌事項
蕪村余響 : そののちいまだ年くれず
岩波書店, 2011.2
- タイトル別名
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Buson yokyo
- タイトル読み
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ブソン ヨキョウ : ソノ ノチ イマダ トシ クレズ
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注記
『蕪村余響』図版一覧: p353-354
内容説明・目次
内容説明
遊歴・行脚を経たのち、五十路を過ぎて京都に定住した蕪村。多様多彩な文人たちとの幅広い交流を通して、絵画にも俳諧にも創意に富んだ魅力ある作品を生み続けた。その一方、私生活では、妻や子をいつくしむ、ごくふつうの家庭人であった。蕪村研究の第一人者が、市井での穏やかな暮らしのなかの蕪村とその創作活動を描く。
目次
- 1 暮らしのなかで(市井に生きる夜半翁—蚊屋の内にほたる放してアヽ楽や;一身にして二芸あり—「はいかいは好物故、手ばまりのみ多く候」)
- 2 仲間とともに(葛の翁—とし守夜老はたうとく見られたり;島原冬景—寒垢離や上の町まで来たりけり ほか)
- 3 融通無碍の創意をのせて(いろはに発句—花すゝきひと夜はなびけむさし坊;「む」「し」の話—枯なんとせしをぶどうの盛りかな ほか)
- 4 人生の終焉にむけて(重篤の床で—「夢の回りたるごとく覚て」;金福寺覧古—我も死して碑に辺せむ枯尾花)
「BOOKデータベース」 より