プルースト的絵画空間 : ラスキンの美学の向こうに
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書誌事項
プルースト的絵画空間 : ラスキンの美学の向こうに
水声社, 2011.2
- タイトル別名
-
プルースト的絵画空間
- タイトル読み
-
プルーストテキ カイガ クウカン : ラスキン ノ ビガク ノ ムコウ ニ
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注記
参考文献一覧: p410-426
内容説明・目次
内容説明
エルスチールのモデルは、ターナーだった。これまで、モネなど印象派の画家をモデルとしていると考えられてきた、『失われた時を求めて』の登場人物エルスチール。プルーストに多大な影響を与えたイギリスの美術批評家ジョン・ラスキンの思想や、同時代のさまざまな画家たちの作品とも比較しながら、エルスチール=ターナーという新たな説を呈示し、プルーストの芸術観・文学観を浮き彫りにする。
目次
- プルーストとラスキン—窓・額縁・想像力
- プルーストとターナー
- プルーストのエルスチール的側面—「反主知主義」をめぐって
- プルーストの「フロベールの文体について」に関する一考察
- 「踊るサロメ」の文体考察—ユイスマンス・フロベール・ワイルド
- プルーストの眼—ラスキンとホイッスラーの間で
- ホイッスラー、エルスチールの同時代人
- プルーストとバーン=ジョーンズ—さんざしの花のかげに
- バーン=ジョーンズの花咲く乙女たちのかげに
- 『失われた時を求めて』におけるマネの“オランピア”
- 「一着の服を仕立てるように」—プルーストの書物
- 『ヴェネツィアの石』にプルーストを読む—「ゴシックの本質」を中心に
「BOOKデータベース」 より