「小説家」登場 : 尾崎紅葉の明治二〇年代
著者
書誌事項
「小説家」登場 : 尾崎紅葉の明治二〇年代
笠間書院, 2011.2
- タイトル別名
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小説家登場 : 尾崎紅葉の明治20年代
尾崎紅葉研究 : <紅露の時代>を中心に
尾崎紅葉研究 : 紅露の時代を中心に
- タイトル読み
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ショウセツカ トウジョウ : オザキ コウヨウ ノ メイジ ニジュウネンダイ
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注記
学位請求論文『尾崎紅葉研究 : <紅露の時代>を中心に』(筑波大学, 2004年) をもとに、新たに論文を一本加え、再編したもの
内容説明・目次
内容説明
紅葉作品は“近代小説か否か”という従来の視点から抜け出し、同時代に存在した数多の小説群の中で相対的に捉える試み。紅葉自身が意識していた、素材や場面を用いて小説“世界”を構築する“趣向”という創作の観点から解析することで、紅葉作品の意義を検証。同時に作品から見えてくる「小説家」尾崎紅葉の輪郭を描き出す。
目次
- 紅葉から「読む」ために
- 第1部 「小説家」への過程(改良世界の諷刺画—『風流京人形』論;人情世界に再編される脚色と趣向—『二人比丘尼色懺悔』論)
- 第2部 「小説家」という方法(貞婦の“心理”—『夏痩』論;「小説家」のパフォーマンス—『伽羅枕』論(1);“心理学”的一代記—『伽羅枕』論(2);「小説家」の贖罪—『むき玉子』論)
- 第3部 「新世界」を仮構する(拝金宗の「世界」—『三人妻』論;清玄の行方—『心の闇』論;マイ・ハーフの思想—『多情多恨』論)
- 「小説家」を引き受ける
「BOOKデータベース」 より