西田幾多郎の憂鬱
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西田幾多郎の憂鬱
(岩波現代文庫, 学術 ; 250)
岩波書店, 2011.4
- タイトル読み
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ニシダ キタロウ ノ ユウウツ
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注記
参考文献: p357-374
岩波書店2003.5刊の再刊
内容説明・目次
内容説明
西田幾多郎(一八七〇‐一九四五)の人生。それは一人の人間の個別的な営みを超え、明治から昭和に至る奔流のただなかに姿を見せ始めた「日本」を集約し、体現するものだった。同時代の多彩な資料に基づく実証的手法によって克明に描き出される哲学者の苦悩と格闘の人生に、近代日本の成立過程に現出した幾多の問題系を照射する斬新な評伝的批評。
目次
- 憂鬱な人
- 没落する家/父
- 反骨の青春
- 内向する蹉跌
- “なければならない”の性格
- 宗教親和性の起源
- ロマンティックな苦悩
- 猫も死んでしまった
- 哲学的言文一致
- 外国語との格闘
- 慰戯としての和歌
- 形なきものの形を書く
- 無の集合論
- すれちがう論争
- マルクスへのアンビヴァレンツ
- 父殺しを試みる弟子たち
- 種の論理の影
- 右翼による攻撃の中で
- 人脈と軍脈
- 象徴化される父
「BOOKデータベース」 より