ものの人類学
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ものの人類学
京都大学学術出版会, 2011.3-
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- タイトル読み
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モノ ノ ジンルイガク
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文献あり
内容説明・目次
- 巻冊次
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2 ISBN 9784814002337
内容説明
日々スマホを使ってチャットをし、乗り物を使って移動し、パソコンを開いて思考する私たち。これらの「もの」は非人間の「もの」なのか、「ひと」の一部なのか、それとも私たち自身がじつは「もの」なのか?鍛冶屋と鎚の対話、将棋ソフトと人間の棋士の相互作用、ひとが「ひとでなし」化されたホロコースト等、世界各地の多様な事例をもとに「もの」と「ひと」の混淆した関係を暴く、斬新な人類社会論。
目次
- 新たな「もの」の人類学のための序章—脱人間中心主義の可能性と課題
- 第1部 ひとともののエンタングルメント(ものが生まれ出ずる制作の現場—鉄と道具と私の共同作業;「もの」が創発するとき—真珠養殖の現場における「もの」、環境、人間の複雑系的なエンタングルメント;存在論的相対化—現代将棋における機械と人間)
- 第2部 もののひと化(絡まりあう生命の森の新参者—ボルネオ島の熱帯雨林とプナン;サヴァンナの存在論—東アフリカ遊牧社会における避難の物質文化;石について—非人工物にして非生き物をどう語るか)
- 第3部 ひとのもの化(「もの人間」のエスノグラフィ—ラスタからダッワ実践者へ;中国黄土高原に潜勢する“人ならぬ‐もの”の力;“ひとでなし”と“ものでなし”の世界を生きる—回教徒とフェティシスとをめぐって)
- 第4部 新たなもの概念(数からものを考える—『無限の感知』を参照しつつ;五感によって把握される「もの」—知覚と環境をめぐる人類学的方法試論)
- 第5部 ものの人類学を超えて—動物研究と哲学からの視線(「人間」と「もの」のはざまで—「動物」から人類学への視点;“もの自体”を巡る哲学と人類学)
- 巻冊次
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[1] ISBN 9784876989966
内容説明
“モノが主人公”の人類社会論は可能か?熟練の逆説、ものの介入、記号的なものの物質性、アフォーダンス等々—斬新な方法・視点と溌剌とした議論が生み出す鍵概念が、人類学の新しい可能性を示す。
目次
- 第1部 「もの」の生成・消滅・持続(かたち・言葉・物質性の間—陝北の剪紙が現れるとき;潜むもの、退くもの、表立つもの—会話におけるものと身体の関わり)
- 第2部 「もの」と環境のネクサス(「もの」の御し難さ—養殖真珠をめぐる新たな「ひと/もの」論;土器文化の「生態」分析—粘土から「もの」へ)
- 第3部 「もの」と身体のダイナミクス(土器つくりを知っている—エチオピアの女性土器職人の「手」と技法の継承;男性身体と野性の技法—強精剤をめぐる自然・もの・身体)
- 第4部 「もの」のエージェンシー(仮面が芸能を育む—バリ島のトペン舞踊劇に注目して;「生きる」楽器—スリンの音の変化をめぐって;ものが見せる・ものに魅せられる—インドの占い師がもたらす偶然という「運命」)
- 第5部 新たな「もの」論へ(道具使用行動の起源と人類進化;霊長類世界における「モノ」とその社会性の誕生;身体と環境のインターフェイスとしての家畜—ケニア中北部・サンブルの認識世界;チャムスの蝉時雨—音・環境・身体)
「BOOKデータベース」 より