書誌事項

トラウマを理解する : 対象関係論に基づく臨床アプローチ

キャロライン・ガーランド編 ; 田中健夫, 梅本園乃訳

岩崎学術出版社, 2011.3

タイトル別名

Understanding trauma : a psychoanalytical approach

トラウマを理解する

タイトル読み

トラウマ オ リカイ スル : タイショウ カンケイロン ニ モトズク リンショウ アプローチ

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注記

原著(2nd, enl. ed., Karnac Books, 2002)の全訳

さらなる読書案内: p231

文献: p232-237

監訳: 松木邦裕

内容説明・目次

内容説明

クライン派を中心とする英国対象関係論に基づいたトラウマの理解と臨床アプローチ。アセスメント、コンサルテーション、分析的心理療法、精神分析、集団療法と、見立てから治療までが包括されている。タヴィストック・クリニックのトラウマ・ユニットでの臨床実践の蓄積に基づいて著わされており、実行されているものという強い説得力がある。英国精神分析の伝統に則った臨床ケースの豊富な提示が、臨床に沿った理解を推進する。

目次

  • 第1部 概論(なぜ精神分析なのか?;トラウマを考える;人間による過誤)
  • 第2部 アセスメントとコンサルテーション(心的外傷後の状態の精神力動的アセスメント;予備的介入—4回からなる治療的コンサルテーション)
  • 第3部 精神分析的心理療法による治療(トラウマと憤懣;トラウマを蒙った患者の心の仕事;治療上の問題:レイプの事例;外傷的な死別後にみた夢:喪の哀悼かその回避か;トラウマにおける同一化過程)
  • 第4部 精神分析(発達上の損傷—内的世界への影響;外的損傷と内的世界)
  • 第5部 グループ(トラウマを蒙ったグループ;トラウマ後の状態における行為、同一化、思考)

「BOOKデータベース」 より

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