北京のアダム・スミス : 21世紀の諸系譜
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書誌事項
北京のアダム・スミス : 21世紀の諸系譜
作品社, 2011.4
- タイトル別名
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The winding paths of capital
Adam Smith in Beijing : the lineages of the twenty-first century
北京のアダムスミス : 21世紀の諸系譜
- タイトル読み
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ペキン ノ アダム スミス : 21セイキ ノ ショケイフ
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注記
原著 (Adam Smith in Beijing. Verso, c2007) の翻訳
ジョヴァンニ・アリギ・インタヴュー「資本の曲がりくねった道」 (The winding paths of capital) 併載
その他の訳者: 太田悠介, 大槻忠史, 小川昴子, 平田周, 山口治男, 和田賢治
監訳: 中山智香子
解説: 山下範久
参照文献一覧: p630-647
内容説明・目次
内容説明
東アジアのGDPは、19世紀半ばまで西洋を圧倒していた。しかしアヘン戦争以降、世界は、西洋が覇権を握る「大いなる分岐」を迎えた。ところが、経済学の祖アダム・スミスは『国富論』で「西洋と東洋の力の差は、いずれ消滅するだろう」と予言している。本書は、スミスの経済発展理論を、マルクスやシュンペーターとも比較しながら再評価し、アメリカの“終末的危機”と中国の興隆のダイナミズムを、壮大な歴史的視野の中から分析したものである。西洋国家システムの弱体化、東アジアの経済的復興によるグローバル市場社会の構築という、新たな“世界システム”が大胆に展望される。
目次
- 第1部 アダム・スミスと新しいアジアの時代(デトロイトのマルクスと北京のスミス;アダム・スミスの歴史社会学 ほか)
- 第2部 グローバルな乱流を追跡する(グローバルな乱流の経済学;グローバルな乱流の社会的ダイナミズム ほか)
- 第3部 解体するヘゲモニー(ヘゲモニーなき支配;史的資本主義の領土的論理 ほか)
- 第4部 新アジア時代の系譜(「平和的台頭」の挑戦;国家、市場、資本主義、そして東と西 ほか)
「BOOKデータベース」 より