愛と革命・有島武郎の可能性 : 「叛逆者」とヒューマニズム : 栗田廣美遺稿集
著者
書誌事項
愛と革命・有島武郎の可能性 : 「叛逆者」とヒューマニズム : 栗田廣美遺稿集
右文書院, 2011.3
- タイトル別名
-
愛と革命有島武郎の可能性 : 叛逆者とヒューマニズム : 栗田広美遺稿集
- タイトル読み
-
アイ ト カクメイ アリシマ タケオ ノ カノウセイ : ハンギャクシャ ト ヒューマニズム : クリタ ヒロミ イコウシュウ
大学図書館所蔵 件 / 全40件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
二十一世紀の今、新たな変革を構想するとき、「愛」の現れとして革命と芸術をとらえた、有島武郎の思索の巨大な可能性に目を向けなくてはならない。—有島を、近代文明を批判した「叛逆者」として再評価する、著者・栗田廣美の遺稿集。子ども論、マルクス主義論、岡倉天心・アジア論、ヒューマニズムの再検討にまで突き進んだ、著者の足跡を示す。
目次
- 序にかえて 有島武郎—文明論の中の「子ども・家・革命」
- 1 有島武郎—日本の国境を越えて(欧米でも報道されていた「心中事件」—有島武郎研究・調査の旅から;有島武郎—日本の国境を越えて;ティルダ・ヘックについて—有島武郎の愛した、スイスの女性;有島武郎とティルダ・ヘック—「ティルダ宛書簡」考察のために)
- 2 有島武郎における国家と革命(帰国直後の有島武郎(問題をどう見るか)—『新帰朝者・有島武郎』論のための覚書;有島武郎『宣言一つ』への道・ノート(ロシア革命との関連を軸に)—一九一七年から一九一九年前半までを中心として;「宣言一つ」の可能性—考える「場」についての、序説;“叛逆者”への転換—アメリカ・ヨーロッパと有島武郎)
- 3 ヒューマニズム理念の危機と可能性(「ヒューマニズム」は自明な価値か—白梅学園「建学の理念」をめぐる論議への問題提起を兼ねて;「統治される側」の論理(国家と安全保障の問題を軸に)—現代ヒューマニズムと「未来論」をめぐる、第一の試論;ヒューマニズム理念の危機と可能性—有島武郎精神史の中核的問題に関連しつつ)
- 4 問題意識のスケッチ—有島・マルクス・天心・アジア(有島武郎研究の課題—問題意識のスケッチ;頬被りするマルクス—『ドイツ・イデオロギー』と「唯物論」の問題;有島武郎と岡倉天心・第一の序説—有島武郎に於ける「アジアの欠落」を考えるための仮説提示;天心から有島へ—「アジア」と「中世」)
「BOOKデータベース」 より