正義論の名著
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書誌事項
正義論の名著
(ちくま新書, 907)
筑摩書房, 2011.6
- タイトル読み
-
セイギロン ノ メイチョ
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内容説明・目次
内容説明
西洋思想史上、「正義」について考えることは、「道徳」「倫理」「政治」などの問題とかかわりあいながら、つねにひとつの軸となってきた。「公正さとは何か」「正しさの基準はどこにあるのか」などなど、今日でも喫緊の課題として論じられるこれらについて、大思想家たちの「名著」は大きなヒントと刺激を与えてくれることだろう。プラトン、アリストテレスから、ホッブズ、ロック、ベンサム、ニーチェ、さらにはロールズ、デリダ、サンデル…。この一冊で主要な思想のエッセンスがわかる。
目次
- 第1章 公共善と正義(ホメロス『オデュッセイアー』—ゼウスの正義;プラトン『国家』—正義は、国家や人間における調和である ほか)
- 第2章 社会契約論と正義(ホッブズ『リヴァイアサン』—国家が正義を執行する;スピノザ『エチカ』—民主的な国家のうちで最高の自由と正義が実現する ほか)
- 第3章 市民社会論(ヒューム『人性論』—人間はその本性からして社会を作り、正義を実現する;アダム・スミス『道徳感情論』—人間には正義を望む道徳的な感情がある ほか)
- 第4章 現代の正義論(マルクス『ドイツ・イデオロギー』—イデオロギーとしての正義;ニーチェ『道徳の系譜学』—約束する人間の正義とルサンチマンの正義 ほか)
「BOOKデータベース」 より