英雄の表徴 : 大盗賊カルトゥーシュと民衆文化

書誌事項

英雄の表徴 : 大盗賊カルトゥーシュと民衆文化

蔵持不三也著

新評論, 2011.6

タイトル別名

Représentations d'un héros : Cartouche, grand bandit parisien, et la culture populaire

タイトル読み

エイユウ ノ ヒョウチョウ : ダイトウゾク カルトゥーシュ ト ミンシュウ ブンカ

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注記

付録資料 (1枚) : テュルゴー版パリ市街図(1739年)

引用・参考文献: p677-692

内容説明・目次

内容説明

呪われたヒーローはなぜ必要とされたのか。18世紀前葉、バブル経済渦中のパリを震撼させた盗賊は、処刑後、いかにして「偉大な英雄」となったのか。膨大な一次史料を駆使して「英雄創出」の文法を読み解き、民衆文化の諧謔にみちた機制を析出する畢生の大作。

目次

  • ジョン・ロー—その財政・金融理論とロー=システム
  • カンカンポワ通り
  • ローの末路
  • カルトゥーシュ像
  • 語られたカルトゥーシュ
  • カルトゥーシュ一味
  • 犯行の内側
  • 首領の犯罪
  • カルトゥーシュ逮捕の顛末
  • カルトゥーシュ裁判
  • カルトゥーシュの最期
  • 英雄カルトゥーシュと民衆本
  • 神話の遠近法もしくはカルトゥーシュ・パラドックス
  • おわりに—負性の英雄はいかにして歴史の表徴となるか

「BOOKデータベース」 より

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