オイディプスの謎
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オイディプスの謎
(講談社学術文庫, [2060])
講談社, 2011.7
- タイトル読み
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オイディプス ノ ナゾ
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注記
原本: 1995年、青土社より刊行
シリーズ番号はジャケットによる
内容説明・目次
内容説明
ギリシァ悲劇の白眉『オイディプス王』と『コロノスのオイディプス』。作者ソポクレスは二つの物語で深遠な問いを立てる。人間の本性とは何か?苛烈な運命の下で、人間はいかに生きるべきか?前五世紀、栄華を誇ったアテネはその後大敗戦、疫病の猖獗を経験する。大国難の中にあっても、人間は高貴なる魂を保持せねばならぬと訴えたのである。
目次
- 1 市の救いのための謎解き(スピンクスの謎とオイディプス;神託と新しい謎解きの始まり;予言者との応酬;妃が口にした手掛かり)
- 2 自己の正体の暴露(神託への不信と恐怖;奴隷の子か、神の子か;目を潰してなお、決して見ることを止めぬオイディプス;劇の結末とオイディプスの名の両義)
- 3 オイディプスとアテネ人たち(アテネの疫病との吻合;マラトンおよびサラミスの奇跡;アテネ帝国の繁栄;「人間讃歌」と二篇のオイディプス劇)
- 4 神霊への変化(驚くべき変化の始まり;エリニュスたちとの和解とアテネとの連帯;クレオンおよび息子との対決;神秘な結末とソポクレスの遺言)
「BOOKデータベース」 より