原爆を投下するまで日本を降伏させるな
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書誌事項
原爆を投下するまで日本を降伏させるな
(草思社文庫, [と2-1])
草思社, 2011.6
- タイトル読み
-
ゲンバク オ トウカ スル マデ ニホン オ コウフク サセルナ
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内容説明・目次
内容説明
トルーマンはなぜ日本に原爆を投下したのか。なぜ8月6日、9日でなければならなかったのか—そこにはトルーマン大統領とバーンズ国務長官が密かに進めていたある策略があった。「時局収拾」をめぐる日本の指導部、背後でうごめくソ連の動向、そして秘密裡に進められていたアメリカの原爆開発計画。夥しい文献と精緻な分析で原爆投下に至る4つの日付を検証し、核心に迫る。戦後から現在に至る日本人の史観を問い質す衝撃の書。
目次
- 六月二十二日、天皇、「時局収拾」を求める
- 1 一号作戦(国民政府、中共党、アメリカの三つ巴の争いのなかで;尾崎秀実が考えたこと、やったことは;第八十七臨時議会、それと比べて中共党七全大会は)
- 2 グルーか、スターリンか(グルーの構想、それに対応する近衛・吉田の計画;戦争をやめるべきだと皇太后は説いた;頼みはグルーか、それともスターリンか;ドイツは降伏した。なぜグルーは動かないのか。じつは行動にでたのだ;天皇、南原繁と高木八尺が説いたことを考える;六月二十六日、チューリヒのグルー)
- 3 トルーマンとバーンズ(なぜかトルーマンはソ連参戦の期日を知りたがる;なぜかトルーマンは「七月十五日」に拘泥する;トルーマンの予定表の「八月一日」と「八月八日」;トルーマンの予定表の「七月四日」と「七月十五日」;六月十八日、マックロイ、ホワイトハウスの会議で禁を破る;電報を読んだトルーマンとスティムソンのそれぞれの反応;「自分も考えていることだから、まかせてもらいたい」)
「BOOKデータベース」 より