ロールズ政治哲学史講義
著者
書誌事項
ロールズ政治哲学史講義
岩波書店, 2011.9
- 1
- 2
- タイトル別名
-
Lectures on the history of political philosophy
政治哲学史講義 : ロールズ
- タイトル読み
-
ロールズ セイジ テツガクシ コウギ
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注記
共訳: 佐藤正志, 山岡龍一, 谷澤正嗣, 高山裕二, 小田川大典
引用文献: v. 1: pxxxv-xxxvi. v. 2: pxvii-xviii
内容説明・目次
- 巻冊次
-
1 ISBN 9784000258180
内容説明
ジョン・ロールズが退職するまで、ハーバード大学で三十余年にわたって行われた「近代政治哲学」講座。本書は、その円熟の講義録を収めたものである。ホッブズ、ロック、ヒューム、ルソー、ミル、マルクス、シジウィック、バトラーら八人の理論家を「範例」とし、「正義の政治的構想を表現するものとして、リベラリズムのより中心的な特徴を特定する」意図のもとに、丹念に分析を重ねたロールズ最後の著書。
目次
- 序論—政治哲学についての見解
- ホッブズ(ホッブズの世俗的道徳主義と社会契約の役割;人間性と自然状態;実践的推論についてのホッブズの説明;主権者の役割と権力)
- ロック(ロックの自然法の教義;正統な体制に関するロックの解釈;所有権と階級国家)
- ヒューム(「原初契約について」;効用、正義、そして賢明な観察者)
- ルソー(社会契約—その問題;社会契約—諸仮定と一般意志(一);一般意志(二)と安定性の問題)
- 巻冊次
-
2 ISBN 9784000258197
内容説明
ハーバード大学で三十余年にわたって練り上げられた円熟の講義録。『正義論』を主著とするジョン・ロールズが、近代の政治哲学をどのように論じたのか。本書では、社会契約論、功利主義、社会(民主)主義、それぞれの伝統を代表する理論家たちを配し、「正義の政治的構想を表現するものとして、リベラリズムのより中心的な特徴を特定する」意図のもと、分析が重ねられた。“公正としての正義”解釈に必携の書。
目次
- ミル(ミルの効用の考え方;正義についてのミルの説明;自由原理;全体として見たミルの教義)
- マルクス(社会システムとしての資本主義に関するマルクスの見解;権利と正義についてのマルクスの構想;マルクスの理想—自由に連合した生産者たちの社会)
- 補遺(ヘンリー・シジウィック四講;ジョゼフ・バトラー五講)
「BOOKデータベース」 より