書誌事項

老い衰えゆくことの発見

天田城介著

(角川選書, 495)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2011.9

タイトル読み

オイ オトロエユク コト ノ ハッケン

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内容説明・目次

内容説明

“私が私ではなくなってゆく日々”を生きる老人。そして“老い”がもたらす圧倒的現実に翻弄される介護者。互いに相手を思いやりながら、なぜケアの場は歪み、両者の関係は抜き差しならぬものになってしまうのか。複雑な感情に彩られた高齢者ケアの“親密な空間”を、老い衰えゆくことに固有の社会性として発見。柔らかく老いを支える社会制度を、介護の現場から展望する。

目次

  • 序章 できたことが、できなくなる—“どっちつかずの人たち”の心とからだ
  • 第1章 「できる私」へ囚われるということ—生き抜くがために自らを守る
  • 第2章 できなくなっていく家族を介護すること—過去を引きずって現在を生きる
  • 第3章 夫婦で老いるということ—他者に関係を開きつつ閉じてゆく
  • 第4章 施設で老いるということ—耐え難きを耐え、忍び難きを忍ぶ
  • 第5章 この社会で老いるということ—戦後日本社会のなかの“老い”

「BOOKデータベース」 より

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