上方落語の四天王 : 松鶴・米朝・文枝・春団治 : 随筆

書誌事項

上方落語の四天王 : 松鶴・米朝・文枝・春団治 : 随筆

戸田学著

岩波書店, 2011.9

タイトル別名

上方落語の四天王 : 松鶴米朝文枝春団治 : 随筆

随筆上方落語の四天王 : 松鶴・米朝・文枝・春団治

タイトル読み

カミガタ ラクゴ ノ シテンノウ : ショカク ベイチョウ ブンシ ハルダンジ : ズイヒツ

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注記

参考資料: 巻末

内容説明・目次

内容説明

六代目笑福亭松鶴、桂米朝、五代目桂文枝、三代目桂春団治。彼らは、戦後間もない頃、相前後して上方落語界に入門した。時には助け合い、また時には競い合って芸を磨き、やがて一世を風靡、四天王と称されるまでになる。滅亡寸前だった上方落語を復興させた功績は大きい。それぞれに異なる個性・芸風で人々の心をとらえた四天王。その芸の魅力とは何か?著者は、実際の演目を例に挙げながら綿密な考察を加え、芸の本質を鮮やかに浮かび上がらせる。演者の声・口調・間・仕草など細部にまでこだわった分析は、落語口演を聴き続けてきた著者ならではのものである。四天王への敬愛の念と、その芸への鋭い洞察が光る、画期的な四天王論。

目次

  • 第1章 米朝落語の考察(『地獄八景亡者戯』;『たちぎれ線香』 ほか)
  • 第2章 松鶴の話術—繊細と稚気(声の魅力—“音”の可笑しさ;やはり『らくだ』、酒のネタから ほか)
  • 第3章 文枝の落語—五代目松鶴からの進化(丁稚は、喜六に通じる;ハメモノ落語を描いても ほか)
  • 第4章 春団治の世界—舞踊と落語の融合(『代書屋』;『いかけ屋』 ほか)
  • 第5章 大阪の古今亭志ん朝

「BOOKデータベース」 より

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