東アジアの貿易構造と国際価値連鎖 : モノの貿易から「価値」の貿易へ

書誌事項

東アジアの貿易構造と国際価値連鎖 : モノの貿易から「価値」の貿易へ

ユベール・エスカット, 猪俣哲史編著

日本貿易振興機構アジア経済研究所, 2011.10

タイトル別名

東アジアの貿易構造と国際価値連鎖 : モノの貿易から価値の貿易へ

タイトル読み

ヒガシアジア ノ ボウエキ コウゾウ ト コクサイ カチ レンサ : モノ ノ ボウエキ カラ「カチ」 ノ ボウエキ エ

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注記

日本語版の和訳監修: 猪俣哲史, 孟渤, 橋口善浩

日本貿易振興機構アジア経済研究所と世界貿易機関の共同研究の成果

参考文献: p114-117

内容説明・目次

内容説明

サプライチェーンの国際化がますます進展するにつれ、「原産国」といった伝統的な概念や、財とサービスの区別などが曖昧になり、いま、貿易統計に対する従来の解釈が大きく揺らぎつつある。WTOとIDE‐JETROが共同で作成した本書は、いかなる要因によってグローバル生産が形づくられてきたのか、という疑問に焦点をあてている。まず、需要(消費)の変化がグローバル生産の拡大にどのように寄与してきたのかを説明する。貿易インフラの改善、関税措置の緩和、海外直接投資の増加、廉価な生産技術の普及、輸送費用の縮小は、いずれも国際貿易環境を改善した。そして、新興国の市場参入を促し、国境を越えた企業間の連携を深化させ、中間財貿易を拡大してきた。本書は、これらの要因が東アジアの国際生産ネットワーク「ファクトリー・アジア」に及ぼす影響について考察する。また、これら生産ネットワークの発展がいかにしてアジア地域に経済成長と雇用をもたらしたかについても示す。

目次

  • 第1章 大量消費からグローバルなサプライチェーンへ
  • 第2章 国際生産ネットワークの編成
  • 第3章 国際価値連鎖におけるインフラ・サービス
  • 第4章 関税政策の進化
  • 第5章 海外直接投資
  • 第6章 統合された多様性—アジア・米国経済圏の生産システムと雇用
  • 第7章 進化的視点からみたアジア・米国経済圏の国際生産ネットワーク
  • 第8章 中間財貿易
  • 第9章 垂直貿易と付加価値貿易—国際貿易の新たな計測方法の構築に向けて
  • 第10章 経済成長の地域間波及—中国のグローバル生産と地域発展

「BOOKデータベース」 より

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