都市の解剖学 : 建築/身体の剥離・斬首・腐爛
著者
書誌事項
都市の解剖学 : 建築/身体の剥離・斬首・腐爛
ありな書房, 2011.10
- タイトル別名
-
都市の解剖学 : 建築身体の剥離斬首腐爛
Anatomia urbium : separatio, decapitatio, corruptio aedeficiorum/corporium
- タイトル読み
-
トシ ノ カイボウガク : ケンチク シンタイ ノ ハクリ ザンシュ フラン
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注記
参考文献: p225-236
解題: 田中純
内容説明・目次
内容説明
カナレットの剥離/移植のヴェネツィア都市表象、ピラネージの蝟集/重層/撹乱する古代ローマの復元、ルドゥー/サドの性愛建築における対立物の一致、ユベール・ロベールのフランス革命期の廃墟表象、ゴーティエ/ユイスマンスの文学的病理学者の眼差し、これら対象の表皮を切り開き、剥がし、あるいは切断する、眼の指で撫でるような欲望を内に秘めた、都市へと向けられた解剖学的な眼差しの諸相を呈示する。
目次
- 序章 建築の解剖学—その皮膚と骨格
- 第1章 都市の「語り」と「騙り」—カナレットのヴェネツィア表象にみる都市改変の原理
- 第2章 「起源」の病と形態の闘争—ジョヴァンニ・バッティスタ・ピラネージによる古代ローマ表象
- 第3章 適合性と怪物性—クロード・ニコラ・ルドゥーの両極的性質
- 第4章 建築の斬首—フランス革命期の廃墟表象における瞬間性と暴力性
- 第5章 石の皮膚、絵画の血膿—一九世紀文学における「病める皮膚」のモティーフ
- エピローグ 眼差しのディセクション
- 解題 廃墟の皮膚論—あるいは、紋章の解剖/解剖の紋章(田中純)
「BOOKデータベース」 より