帝都復興の時代 : 関東大震災以後

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帝都復興の時代 : 関東大震災以後

筒井清忠著

(中公選書, 003)

中央公論新社, 2011.11

タイトル読み

テイト フッコウ ノ ジダイ : カントウ ダイシンサイ イゴ

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内容説明・目次

内容説明

関東大震災の復興官庁は、政治に翻弄された—。「百鬼夜行」といわれるなか、疑獄事件が発生した経緯を描き、あわせて、大震災以後の日本にあらわれた社会意識の変化を、谷崎潤一郎、江戸川乱歩、夢野久作、西條八十、大宅壮一らの著作を通じて追う本書は、大震災と日本人について、歴史的視座からその深奥をとらえる。

目次

  • 第1章 関東大震災後の政治と後藤新平・復興院の挫折(大正後期の政治的布置状況;第二次山本権兵衛内閣の成立;後藤・犬養ラインの普選を軸にした新党運動の展開;新党計画の座挫折と後藤・犬養のヘゲモニー喪失;小括)
  • 第2章 復興局疑獄事件とは何か—「伏魔殿」と化した復興官庁(「百鬼夜行の寄合い世帯」—新聞報道の開始;逮捕者の続出と土木部長の自殺;「神道明照教」と『米相場必勝法』—公判に見る震災後の官吏意識;小括—ありうべき復興官庁像)
  • 第3章 「天譴論」から「享楽化」・「大衆化」へ—関東大震災後の社会意識の変化(関東大震災直後の共同性・平等性意識の強調;「天譴論」—産業文明への反省・自然回帰論の広範化;一・二年後の「享楽化」「頽廃化」;「復興」と『東京行進曲』的大衆消費社会の成立)

「BOOKデータベース」 より

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