「解説」する文学
著者
書誌事項
「解説」する文学
岩波書店, 2011.11-
- [1]
- タイトル別名
-
解説する文学
- タイトル読み
-
カイセツ スル ブンガク
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注記
子書誌あり
内容説明・目次
内容説明
作家の実人生とその時代精神とが交錯、反響し、ひとつになる場所で、文学は生まれる—そのようなものとして読み解くとき、作家も作品もこれまでとは違った相貌を現わしはじめ、その読み解き自身もまた、歴史と現在とを切り結ぶひとつの文学となる。四半世紀を越える時のなかで、著者が執筆した百冊以上の文庫解説のなかから、二十四編を精選して贈る「文学」への誘い。
目次
- 1(明治二十年代「金の世」における職業としての文芸—伊藤整『日本文壇史3 悩める若人の群』;文学史議論が「娯楽」となり得た時代—柳田泉、勝本清一郎、猪野謙二編『座談会 明治・大正文学史』 ほか)
- 2(「思想嫌い」という思想—『司馬遼太郎全講演1 1964‐1974』;司馬遼太郎と「戦後知識人」群像—『司馬遼太郎対話選集』 ほか)
- 3(「トップ屋」竹中労はなぜ芸能記事を棄てたか—竹中労『芸能人別帳』;人生は「編集」である—南伸坊『さる業界の人々』 ほか)
- 4(向上心こそ力であった時代—浮谷東次郎『俺様の宝石さ』;一行を読めば一行に驚く—山田風太郎『警視庁草紙』 ほか)
「BOOKデータベース」 より