書誌事項

神も仏も大好きな日本人

島田裕巳著

(ちくま新書, 936)

筑摩書房, 2011.12

タイトル別名

神も仏も大好きな日本人

神(かみ)も仏(ほとけ)も大好(だいす)きな日本人(にほんじん)

タイトル読み

カミ モ ホトケ モ ダイスキナ ニホンジン

注記

タイトルは表題紙による

内容説明・目次

内容説明

阿修羅像は、なぜ博物館にあったのか?伊勢神宮に、仏教の儀式を行う場所があった?天皇家は、代々仏教を信じていた?…近代以前には、日本人の生活に溶け込み、密接に結びついていた神道と仏教は、「神仏分離」により無理やり引きはがされてしまった。このことは、どんなダメージをもたらし、日本人の信仰にどんな影響を与えたのか。仏教や曼荼羅、神社、寺の姿を丹念に見ることで、その実態を解き明かしていく。

目次

  • 第1章 阿修羅像が愛される理由(阿修羅像の悲劇;興福寺を廃寺に追い込んだ出来事)
  • 第2章 神社こそが浄土なのだ(神と仏とが溶け合う世界;かくして地上に浄土があらわれた)
  • 第3章 密教の示した圧倒的な魅力(なぜ仏像は名前を変えるのか;席捲する密教の信仰;国家も宇宙も支配する密教の力)
  • 第4章 伊勢神宮の正体を見きわめる(山を御神体とする神社;伊勢神宮は古代そのままか)
  • 第5章 近代が創造した伝統宗教(伝統の危うさ;宗教への愛はますます深まっていく)

「BOOKデータベース」 より

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