李香蘭と原節子
著者
書誌事項
李香蘭と原節子
(岩波現代文庫, 文芸 ; 194)
岩波書店, 2011.12
- タイトル別名
-
日本の女優
- タイトル読み
-
リ コウラン ト ハラ セツコ
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注記
註: p399-423
『日本の女優』(岩波書店, 2000.6) に加筆と改訂を施し, 更に「李香蘭と朝鮮人慰安婦」(四方田編『李香蘭と東アジア』東京大学出版会, 2001)を付した新編集版
内容説明・目次
内容説明
日本植民地の現地女性を演じ、戦後も国境を越えて活躍した李香蘭。軍人の貞淑な妻を演じて、戦後は民主主義の「象徴」となった原節子。日本映画史上、対照的な役割を演じた二人は一九二〇年の同年生まれである。本書は懐古趣味や神話化とは明確に一線を画して、二人の女優をジェンダーと植民地主義、ファシズムとナショナリズムという視点で論じる。二人の女優の神話が醸成されていく過程を比較し分析した本書は、映画史の新たな挑戦である。
目次
- 第1章 二人の女優
- 第2章 原節子1920‐45
- 第3章 李香蘭1920‐46
- 第4章 原節子1946‐
- 第5章 山口淑子、シャーリー・ヤマグチ、李香蘭、大鷹淑子、ジャミーラ1946‐
- 第6章 神話とその分身
- 李香蘭と朝鮮人慰安婦
「BOOKデータベース」 より