かれらの日本語 : 台湾「残留」日本語論

書誌事項

かれらの日本語 : 台湾「残留」日本語論

安田敏朗著

人文書院, 2011.11

タイトル別名

かれらの日本語 : 台湾残留日本語論

タイトル読み

カレラ ノ ニホンゴ : タイワン「ザンリュウ」ニホンゴロン

内容説明・目次

内容説明

日本植民地時代の「国語」教育、およびその「成果」をめぐる、当時から現在までの様々な言説を分析。台湾人の苛立ちと諦観、教育者の焦りと自己満足、旅行者のノスタルジー、言語学者の興奮など、日本語を話す台湾人という現象からあぶりだされるのは、むしろ日本人の日本語観である。ことばをめぐる政治・歴史・他者像を明らかにしてきた著者の最新書下ろし。

目次

  • はじめに—「JAPANデビュー」
  • 第1章 日本語への視線—「かれらの日本語」という問題
  • 第2章 「かれらの日本語」発生の前提
  • 第3章 「かれらの日本語」の発生
  • 第4章 「かれらの日本語」の展開—一九四五年以降の台湾と日本語
  • 第5章 「日本語教育史」の再編—「成功」の歴史なのか
  • 第6章 「かれらの日本語」、その後—一九九〇年代以降の議論
  • おわりに—「わたしたちの日本語」の解体にむけて

「BOOKデータベース」 より

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