親切な進化生物学者 : ジョージ・プライスと利他行動の対価
著者
書誌事項
親切な進化生物学者 : ジョージ・プライスと利他行動の対価
みすず書房, 2011.12
- タイトル別名
-
The price of altruism : George Price and the search for the origins of kindness
親切な進化生物学者 : ジョージプライスと利他行動の対価
- タイトル読み
-
シンセツナ シンカ セイブツ ガクシャ : ジョージ・プライス ト リタ コウドウ ノ タイカ
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内容説明・目次
内容説明
熾烈な生存競争と淘汰のもとで、なぜ他者を利する行動が生じたのか?本書は哲学的テーマをはらんだ重厚な科学ノンフィクションであり、その謎を追い求めた末にホームレスとして死んだ異端の科学者ジョージ・プライスの驚愕の伝記でもある。第1部では、メイナード・スミス、フィッシャーら巨星たちが織りなす波乱の科学史をたどる。第2部は進化学史と伝記が合流するところから始まる。プライスが導いた淘汰の方程式は、利他行動の理論に待望の普遍的定式を与え、「多層レベル淘汰」という大きなダイナミクスをも見渡すものだった。進化生物学の哲人ビル・ハミルトンとプライスの交流の記録も胸を打つ秀作。
目次
- 第1部(戦争か平和か;ニューヨーク;淘汰;放浪;友好的なヒトデと利己的なゲーム;奮戦;さまざまな解決策;容易な道はない)
- 第2部(ロンドン;「偶然の一致による」回心;「愛の」回心;清算;利他行動;最後の日々)
「BOOKデータベース」 より