闘士サムソン : 劇詩
著者
書誌事項
闘士サムソン : 劇詩
思潮社, 2011.12
- タイトル別名
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Samson Agonistes
劇詩闘士サムソン
- タイトル読み
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トウシ サムソン : ゲキシ
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注記
参考文献: p141-146
内容説明・目次
内容説明
旧約聖書「士師記」のサムソンとデリラの物語は、文学・美術・音楽・映画などで数多く取り上げられて有名だが、実は謎に満ちている。17世紀英国の叙事詩『失楽園』の詩人ミルトンは、この物語をギリシア悲劇の様式に倣った劇詩として創作した。そこにはかつて天下無双の怪力を誇った英雄の姿はなく、妖艶な女性の魅力に負けた結果、敵方に囚われ、視力を奪われ、労役を科せられながら過去を内省して苦闘する人間の姿が描かれている。サムソンと来訪者や合唱隊との緊迫した対話を経て最後の場面には、心の静けさを授け、激情をすべて鎮めるカタルシスがある。英国詩の古典的名作鏤骨の新訳。
「BOOKデータベース」 より