書誌事項

警察

林田敏子, 大日方純夫編著 ; 松本尚子 [ほか] 著

(近代ヨーロッパの探究 / 望田幸男, 村岡健次監修, 13)

ミネルヴァ書房, 2012.1

タイトル読み

ケイサツ

注記

責任表示は奥付による

その他の著者: 正本忍, 栗田和典, 矢野久, 長井伸仁, 西山隆行, 松田利彦, 鬼丸武士, 林田敏子, 大日方純夫

文献解題: 巻末p12-34

索引あり

収録内容
  • 警察の比較研究に向けて / 林田敏子 [著]
  • 近世ドイツの治安イメージとポリツァイ : 廷吏から治安部隊へ / 松本尚子 [著]
  • フランス絶対王政期の騎馬警察 : マレショーセ研究の射程 / 正本忍 [著]
  • 一八世紀ロンドンの治安維持 : 都市の快適さをめぐる公私の交わり / 栗田和典 [著]
  • プロイセン警察からナチ警察へ : (現代化)の先取り? / 矢野久 [著]
  • 自由・国民・秩序 : 共和政フランスと警察 / 長井伸仁 [著]
  • イギリス警察と「近代」 : ボビー神話の形成と崩壊 / 林田敏子 [著]
  • 「政治」から「改革」へ : アメリカ警察の政治的特徴と革新主義時代の改革 / 西山隆行 [著]
  • 近代日本警察のなかのヨーロッパ : 地域・民衆とのかかわり / 大日方純夫 [著]
  • 植民地警察はいかにして生みだされたか : 日本の朝鮮侵略と警察 / 松田利彦 [著]
  • 植民地統治と警察 : 一九世紀から二〇世紀初頭のシンガポールでの治安維持 / 鬼丸武士 [著]
内容説明・目次

内容説明

権力の発動機関として常に国家と不可分な関係を取り結んできた警察。EUの発足以降、警察の国際ネットワーク化に向けた動きは加速しつつある。警察権力のあり方が国家の枠組みを越えつつある今、国家と不可分な関係にある警察の歴史的再検討が求められている。本書は、ヨーロッパにおける警察システムの特徴や変化を描き出すことで、近代とは何かを考察する。近代のみならず近世や現代を、ヨーロッパ世界のみならず非ヨーロッパ世界を視野に入れることで、警察権力のあり方を多角的に解明していく。

目次

  • 警察の比較研究に向けて
  • 第1部 近世(地域から広域へ 近世ドイツの治安イメージとポリツァイ—廷吏から治安部隊へ;絶対王政期の二つの警察改革 フランス絶対王政期の騎馬警察—マレショーセ研究の射程;公共サービスの転換 一八世紀ロンドンの治安維持—都市の快適さをめぐる公私の交わり)
  • 第2部 近代(現代から照射する遅れた近代 プロイセン警察からナチ警察へ—“現代化”の先取り?;「人権の祖国」の警察 自由・国民・秩序—共和政フランスと警察;社会合意の形成と揺らぎ イギリス警察と「近代」—ボビー神話の形成と崩壊)
  • 第3部 非ヨーロッパ(一九世紀アメリカ警察の腐敗 「政治」から「改革」へ—アメリカ警察の政治的特徴と革新主義時代の改革;国家のゆくえと地域支配 近代日本警察のなかのヨーロッパ—地域・民衆とのかかわり;警察を通じた植民地化 植民地警察はいかにして生みだされたか—日本の朝鮮侵略と警察;英領マラヤ開発と治安維持 植民地統治と警察—一九世紀から二〇世紀初頭のシンガポールでの治安維持)

「BOOKデータベース」 より

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