ニーチェの歴史思想 : 物語・発生史・系譜学
著者
書誌事項
ニーチェの歴史思想 : 物語・発生史・系譜学
大阪大学出版会, 2011.12
- タイトル別名
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ニーチェの歴史思想 : 物語発生史系譜学
- タイトル読み
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ニーチェ ノ レキシ シソウ : モノガタリ ハッセイシ ケイフガク
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内容説明・目次
内容説明
若き日の問題作『悲劇の誕生』から最晩年の『道徳の系譜学』や『ヴァーグナーの場合』まで、ニーチェの全著作を膨大な遺稿群も含めて隅々まで踏破し、ニーチェ思想のたどり着いた「偶然としての歴史」の方法論と射程の全貌を、大胆な理論構成と緻密なテクスト読解によって描きつくす。
目次
- 序文 歴史思想家としてのニーチェ
- 第1章 物語としての歴史—『悲劇の誕生』の思想圏
- 第2章 問題群としての「生に対する歴史の利と害について」
- 第3章 「思考の発生史」と「習俗の倫理」、「よきヨーロッパ人」
- 第4章 認識者の系譜学—「時代」という名の自己
- 第5章 「歴史精神」とは何か—ニーチェとマッハ
- 第6章 同時代の「根源」へ—『ヴァーグナーの場合』を読む
- 補論1 「転移」としての言語—初期ニーチェの場合
- 補論2 ニーチェの「正義」論再考—「力への意志」の尺度をめぐって
- 補論3 ニーチェの「経済」思想—アヴェナリウス‐マッハによる「あとからの影響」
- 補論4 ヘーゲルとニーチェ—歴史をめぐって
「BOOKデータベース」 より