「国語」という思想 : 近代日本の言語認識
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書誌事項
「国語」という思想 : 近代日本の言語認識
(岩波現代文庫, 学術 ; 263)
岩波書店, 2012.2
- タイトル別名
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国語という思想 : 近代日本の言語認識
- タイトル読み
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コクゴ ト イウ シソウ : キンダイ ニホン ノ ゲンゴ ニンシキ
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注記
底本は1996年12月岩波書店刊
参考文献: 巻末p1-8
内容説明・目次
内容説明
「国語」は概念として、いつ、どのように形成されたのか。明治期日本の国家統合の要として創出されたのが「国語」であるならば、それをめぐっていかなる言語認識が展開されていたのか。本書は「国語」とそれをめぐるイデオロギーのせめぎ合いの軌跡を上田万年、保科孝一らの言語思想を軸に克明に跡づけつつ「国語の思想」の内実に迫る画期的な言語思想史。
目次
- 「国語」以前の日本語—森有礼と馬場辰猪の日本語論
- 第1部 明治初期の「国語問題」(国字問題のゆくえ;言文一致と「国語」;「国語」の創成)
- 第2部 上田万年の言語思想(初期の上田万年;「国語と国家と」;「国語学」から「国語政策」へ)
- 第3部 国語学と言語学(忘れられた国語学者保科孝一;国語学史をめぐって;国語の伝統と革新)
- 第4部 保科孝一と言語政策(標準語の思想;朝鮮とドイツ領ポーランド;「同化」とはなにか;満州国と「国家語」;「共栄圏語」と日本語の「国際化」)
「BOOKデータベース」 より