言語から認知を探る : ホモ・コンビナンスの心
著者
書誌事項
言語から認知を探る : ホモ・コンビナンスの心
岩波書店, 2012.2
- タイトル別名
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Language in cognition : uncovering mental structures and the rules behind them
言語から認知を探る : ホモコンビナンスの心
- タイトル読み
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ゲンゴ カラ ニンチ オ サグル : ホモ・コンビナンス ノ ココロ
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注記
原著 (Wiley-Blackwell, 2010) の翻訳
参照文献: p303-336
内容説明・目次
内容説明
心の営みの科学的な探究は、どうすれば可能なのでしょうか。本書は、言語の領域で、その実例を見ていきます。出所の異なる概念どうしを組み合わせる能力こそが、ヒトにしかない思考をもたらしています。その中心にあるのが言語です。私たちの特徴は、ホモ・サピエンス(賢い人類)と呼ぶよりも、ホモ・コンビナンス(組み合わせる能力のある人類)と呼んだ方が、もっと的確に捉えられることでしょう。認知の本質は計算と表示です。計算の観点から、言語に限らず、認知のどの分野でも通用する原始語で論じることが肝心なのです。
目次
- 第1部 チョムスキー以来ずっと(心の問題—チョムスキーの危険な考え;心の全体像の機械化;心はどのようにして成長するのか—メノンからノームまで)
- 第2部 文をほぐす(心の化学;言語経験の多様性—バベルの塔とピサの斜塔;すべての道は普遍文法に通ずる)
- 第2部 行動の心的基盤(意味の意味を理解する—指令書;心の不思議な営み—言語なしでは考えられない;文法の現場を押さえる)
- 第4部 欠けているつなぎ(心の(間違った)測り方;ホモ・コンビナンス;計算器官論;締め口上)
「BOOKデータベース」 より