日本古代の地域社会と周縁

書誌事項

日本古代の地域社会と周縁

鈴木靖民編

吉川弘文館, 2012.3

タイトル読み

ニホン コダイ ノ チイキ シャカイ ト シュウエン

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内容説明・目次

内容説明

日本国家の起源から十四世紀まで、日本の地域社会はどのように発展していったのか。吉備の首長制、出雲の玉、東国の馬や交通路を扱った第一部と、北は北海道や東北、南は南島・奄美・琉球にいたる周縁から日本史を見直した第二部による構成。第一線の研究者珠玉の論考十五編を収録し、新しい知見を提示して、古代史研究の新地平を切り開く。

目次

  • 第1部 日本古代の地域社会(吉備をめぐる予備的考察;古代における地域社会と手工業生産—出雲地域の玉生産を中心として;「阿陀加夜努志多伎吉比売」の周辺—女神論序章;公式令朝集使条と諸国遠近制;古代社会と馬—東国国府と栗原郷、「馬道」集団;地域社会における評・郡成立の前提—武蔵国都筑郡を事例として;古代上野国の国内交通路に関する一考察)
  • 第2部 古代日本の周縁(カマドから検出された須恵器の壷について;古代北海道における太平洋側・内陸交流の実像—「太平洋交易集団」の実態と意義をめぐって;秋田城と城制;奥羽における古代城柵の終焉と「館」の形成;琉球国以前—琉球・沖縄史研究におけるグスク社会の評価をめぐって;天平十五年の隼人の朝貢をめぐって;平安時代中期の南蛮人襲撃事件をめぐって;キカイガシマ海域と日宋貿易—「古代〜中世におけるヤコウガイの流通」再論)

「BOOKデータベース」 より

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