書誌事項

近代日本思想の肖像

大澤真幸 [著]

(講談社学術文庫, [2099])

講談社, 2012.3

タイトル別名

思想のケミストリー

タイトル読み

キンダイ ニホン シソウ ノ ショウゾウ

注記

「思想のケミストリー」(紀伊国屋書店 2005年刊)の改題,論文2編を追加し再編集

参考文献: p359-360

内容説明・目次

内容説明

日本の近代史においては、文学者や文芸批評家が、思想の中心的な担い手となってきた。もちろん、広く影響力をもった哲学者もいるが、近代日本思想の影響力の中心につねに文学があったのは、なぜなのか。吉本隆明、柄谷行人、三島由紀夫、丸山眞男、埴谷雄高など、文学と哲学が交錯する地点でその思想の特質を再検証する。注目の社会学者の力作論考。

目次

  • “ポストモダニスト”吉本隆明
  • 柄谷行人、予言の呪縛
  • 原罪論—廣松渉とともに
  • 〓(そう)扎の無思想—竹内好のナショナリズム
  • 丸山眞男ファシズム論のネガ
  • トカトントンをふりはらう—丸山眞男と太宰治
  • 明治の精神と心の自律性—漱石『こゝろ』講義
  • 啄木を通した9・11以降—「時代閉塞」とは何か
  • ブルカニロ博士の消滅—賢治・大乗仏教・ファシズム
  • 三島由紀夫、転生の破綻—『金閣寺』と『豊饒の海』
  • 男はなぜ幼子を抱いたのか—植谷雄高『死霊』論
  • 村上春樹『アンダーグラウンド』は何を見ようとしたのか
  • 世界を見る眼—村上春樹『アフターダーク』を読む
  • 巫女の視点に立つこと
  • まれびと考—折口信夫『死者の書』から

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BB08646502
  • ISBN
    • 9784062920995
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    364p
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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