浄瑠璃と謡文化 : 宇治加賀掾から近松・義太夫へ

書誌事項

浄瑠璃と謡文化 : 宇治加賀掾から近松・義太夫へ

田草川みずき著

早稲田大学出版部, 2012.3

タイトル別名

浄瑠璃と謡文化 : 義太夫節成立前後の諸相

浄瑠璃と謡文化 : 宇治加賀掾から近松義太夫へ

タイトル読み

ジョウルリ ト ウタイブンカ : ウジ カガノジョウ カラ チカマツ・ギダユウ エ

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注記

博士学位請求論文「浄瑠璃と謡文化--義太夫節成立前後の諸相」(早稲田大学, 2010年) を加筆・訂正したもの

内容説明・目次

内容説明

近松門左衛門、竹本義太夫に大きな影響を与えた古浄瑠璃太夫、宇治加賀掾。その芸論・技法論について、従来の定説を覆す新発見を含む画期的研究の成果。第5回日本近世文学会賞受賞論文、待望の単行本化。

目次

  • 第1章 加賀掾の浄瑠璃芸論(宇治加賀掾の浄瑠璃芸論『竹子集』序文と『塵芥抄』系謡伝書—進藤以三著『筆の次』との関わりを中心に;宇治加賀掾と音曲道歌—『謡之秘書』との関わりをめぐって ほか)
  • 第2章 浄瑠璃の謡曲本文摂取(能「正儀世守」周辺—古浄瑠璃「十六夜物語」と妙庵玄又手沢五番綴謡本「正儀世守」との関わりについて;近松と加賀掾の「道成寺物」—浄瑠璃作者が引用した謡曲本文の系統をめぐって ほか)
  • 第3章 加賀掾の技法論(“ヲクリ”について—“打切”との関連をめぐって;“色”について—謡の“色”からの影響を中心に ほか)
  • 第4章 義太夫節周辺の浄瑠璃諸派(“カゝル”考—土佐節正本を中心に;土佐節譜本の研究—周辺芸能との比較を通して ほか)

「BOOKデータベース」 より

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