キリスト教の真実 : 西洋近代をもたらした宗教思想

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キリスト教の真実 : 西洋近代をもたらした宗教思想

竹下節子著

(ちくま新書, 956)

筑摩書房, 2012.4

タイトル読み

キリストキョウ ノ シンジツ : セイヨウ キンダイ オ モタラシタ シュウキョウ シソウ

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注記

主要参考文献: 巻末

内容説明・目次

内容説明

キリスト教は、出現した当時のギリシャ世界において、既存の宗教の枠を超える「型やぶり」な思想であった。ユダヤ教から派生した「突然変異」ともいえるキリスト教が、ギリシャ思想の精髄を吸収しながら古代ローマ世界に浸透し、やがて近代ヨーロッパを覚醒させる。本書では、教義に内在する普遍主義の歴史的連続性を読み解き、修道院がその伝承を担った中世の世界をさぐる。近代主義者たちはキリスト教の歴史事実を意図的に否定するが、その歪曲がなぜ必要だったのかを考える。キリスト教という合わせ鏡をとおして、現代世界の底流にある設計思想を解明する探究の書。

目次

  • 第1章 ヘレニズム世界に近代の種をまいたキリスト教
  • 第2章 「暗黒の中世」の嘘
  • 第3章 「政教分離」と「市民社会」の二つの型
  • 第4章 自由と民主主義の二つの型
  • 第5章 資本主義と合理主義の二つの型
  • 第6章 非キリスト教国の民主主義
  • 第7章 平和主義とキリスト教

「BOOKデータベース」 より

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