源氏物語 : 東アジア文化の受容から創造へ
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源氏物語 : 東アジア文化の受容から創造へ
笠間書院, 2012.3
- タイトル別名
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源氏物語東アジア文化の受容から創造へ
- タイトル読み
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ゲンジ モノガタリ : ヒガシアジア ブンカ ノ ジュヨウ カラ ソウゾウ エ
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内容説明・目次
内容説明
源氏物語や仏教説話には、同時代の新しい東アジアの文学・文化が浸透している。漢籍や仏典、宮中行事、儀式書をよりどころとして、東アジアの影響を受けた当時の知識や教養、制度や慣習の中において物語を読み解く。
目次
- 1 漢籍・仏典の注釈世界から(光源氏の物語と『尚書』—注釈史における儒教的言説と物語の方法;「帚木」巻の「諷諭」の物語から「蛍」巻の物語論へ—『白氏文集』諷諭詩を媒介として;明石の君の物語と『鴬鴬伝』—「明石」の巻の光源氏と明石の君との出会いと別れを中心に;按察使大納言の遺言と明石入道の「夢」—明石一門の物語の始発と終結;光源氏の出家と『過去現在因果経』)
- 2 宮中行事の世界(源氏物語の年中行事—朝賀・男踏歌・追儺;「蛍」巻の騎射と打毬;源氏物語の音楽—宮中と貴族の生活の中の音楽;源氏物語の政治と経済—桐壷帝・朱雀帝・冷泉帝の治世と光源氏の経済;平安文学作品に現れた宮内省の職と諸寮—大膳職・木工寮・大炊寮・主殿寮・典薬寮・掃部寮)
- 3 東アジア文化圏における文学の伝流(平安文学における『本事詩』の受容について—徐徳言条・崔護条を例として;仏教説話の日韓比較—道成寺・源信の母・役小角を中心に;中将姫説話と『観無量寿経』の韋堤希夫人—『大唐西域記』と『三国遺事』の説話と関わらせて;「ニ河白道」の文化—『観無量寿経』に淵源する文学と仏教民俗)
- 4 人と学問(阿部秋生;深澤三千男)
「BOOKデータベース」 より