多言語主義再考 : 多言語状況の比較研究
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多言語主義再考 : 多言語状況の比較研究
三元社, 2012.3
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タゲンゴ シュギ サイコウ : タゲンゴ ジョウキョウ ノ ヒカク ケンキュウ
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Note
奥付の責任表示 (誤植) : 砂野稔幸
文献: 章末
Contents of Works
- 多言語主義再考 / 砂野幸稔執筆
- すべての言語は平等である。しかしある言語は、ほかの言語よりさらに平等である : ヨーロッパの「多言語状況/多言語主義(Multilingualism)と少数言語 / 佐野直子執筆
- 少数言語として切り取られることは言語多様性保全につながるか : ヨーロッパ最周縁を起点として / 寺尾智史執筆
- ヨーロッパ発「多言語主義」とアフリカの多言語状況 / 米田信子執筆
- パラグアイ : 言語政策の移植は可能か / 塚原信行執筆
- 少数言語運動とは何か : 個人的体験から / 原聖執筆
- ソ連の言語政策 : その歩みと特徴 / 渋谷謙次郎執筆
- ロシア・ブリヤーチアに於ける多言語状況の諸相 : ブリヤート標準文章語をめぐる言語政策とその変容 / 渡邊日日執筆
- 朝鮮族の二言語使用と中国の多民族政策 : 中国の委縮する多言語状況 / 李守執筆
- 新疆におけるオイラド・モンゴル人の文字改革問題 : オイラドの「モンゴル族」化と、書きことばの喪失 / フフバートル執筆
- インド近現代における文字論争 : 多言語・多文字・限定識字社会の歴史経験 / 藤井毅執筆
- ネパール領ビャンスのランを巡る言語状況の変遷と文字使用の諸相 / 名和克郎執筆
- インドネシアにおける多言語状況と「言語政策」 / 森山幹弘執筆
- バリ語の政策の変遷と今後の可能性 / 原真由子執筆
- インドネシアにおける少数民族語地域の言語使用と実態 : 北スラウェシ州の例 / 内海敦子執筆
- 都市国家シンガポール : 英語支配の中の多言語主義 / 大原始子執筆
- 二〇一〇年憲法施行後のケニア都市部の多言語状況 / 品川大輔執筆
- 標準語を持たないリンガ・フランカ : ガーナ、アカン語 / 古閑恭子執筆
- 多言語使用による一言語状態 : ウガンダ、ホイマ市における社会言語学的アンケート調査から / 梶茂樹執筆
- ウォライタ語の文字化/書記化をめぐる諸問題 / 若狭基道執筆
- 多言語状況はいかにとらえられてきたか : 近代日本の言語政策史の視点から / 安田敏朗執筆
- 「言語権」からみた日本の言語問題 / 木村護郎クリストフ執筆
- 日本の多言語状況に関するいくつかの研究課題 / 山下仁執筆
Description and Table of Contents
Description
「多言語主義」は、本当に普遍的な価値たり得るのか。現代世界において「言語」はどのような問題の場としてあらわれているのか、世界各地域の多言語状況から問いかえす。「言語問題」とは、「言語」の問題ではなく、「人間」の問題なのである。
Table of Contents
- 序論 多言語主義再考
- 第1部 理念と現実の狭間で—ヨーロッパの経験と「多言語主義」を再考する(ヨーロッパの多言語状況管理の歴史と“少数言語”の現実;ヨーロッパ外の多言語状況とヨーロッパ型多言語主義 ほか)
- 第2部 社会主義国の「多言語主義」の経験を振り返る(旧ソ連の経験と現在;中国—多言語主義の理念の変容と言語支配)
- 第3部 アジアの多民族・多言語国家の経験(インド亜大陸の多文字・多言語状況;インドネシアにおけるインドネシア語普及と多言語状況 ほか)
- 第4部 アフリカのオーラルな多言語空間と文字(オーラルな多言語空間で起こっていること;文字化/書記化とは何か)
- 第5部 日本における多言語主義/多言語状況を考える
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