書誌事項

健康不安と過剰医療の時代 : 医療化社会の正体を問う

井上芳保編著

長崎出版, 2012.3

タイトル読み

ケンコウ フアン ト カジョウ イリョウ ノ ジダイ : イリョウカ シャカイ ノ ショウタイ オ トウ

大学図書館所蔵 件 / 148

この図書・雑誌をさがす

注記

引用文献, 参考文献: 章末

収録内容

  • なぜ、診断被ばくの危険性が見過ごされているのか : 原発事故よりも怖いCT検査 / 近藤誠 [執筆]
  • 「虫歯予防にフッ素」はなぜ危険か : 公表データを科学的に再検証して / 浜六郎 [執筆]
  • 「生活習慣病」の正体を探る : なぜ生活習慣病が病気の元にされたのか / 村岡潔 [執筆]
  • 「健診病」にならないためにどうすべきか : 細やかな数値よりも自分の身体の感覚を大切に / 松本光正 [執筆]
  • なぜ、この国の医者は平気で患者を見捨てるのか : ムラ社会に支配された医療、そしてその改革への模索 / 名取春彦 [執筆]
  • 精神医療の権力性とどう向き合うべきか : なぜ、「よりよい精神医療」ではなく / 井上芳保 [執筆]
  • 健診/検診という商品はどう消費されているのか : パラメディカルの位置から見えてくる医療の実態 / 梶原公子 [執筆]
  • なぜ、スポーツクラブに通い続けるのか? : 「不健康」というラベルに抗う人びとの調査から / 竹中健 [執筆]
  • 医療の過剰に巻き込まれないために : 生き延びる知恵としての医療社会学の視点 / 井上芳保 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

私たちに「健康不安」を抱かせる現代社会のからくりとはなにか。リスク管理の要求される社会では、個人の心身への関心が高まる。その構造の中で巧みな意識操作が行なわれ、健康不安も煽られている。その場合の「健康」とは実態ではなく記号化された何物かに過ぎない。我々の内なる「健康への意思」が何に由来するものかを見抜き、惑わされず流されずに対処して生き延びるための知恵。

目次

  • 第1章 なぜ、診断被ばくの危険性が見過ごされているのか—原発事故よりも怖いCT検査
  • 第2章 「虫歯予防にフッ素」はなぜ危険か—公表データを科学的に再検証して
  • 第3章 「生活習慣病」の正体を探る—なぜ生活習慣病が病気の元にされたのか
  • 第4章 「健診病」にならないためにはどうすべきか—細かな数値よりも自分の身体の感覚を大切に
  • 第5章 なぜ、この国の医者は平気で患者を見捨てるのか—ムラ社会に支配された医療、そしてその改革への模索
  • 第6章 精神医療の権力性とどう向き合うべきか—なぜ、「よりよい精神医療」ではなく「精神医療よりよい何か」をめざすべきなのか
  • 第7章 健診/検診という商品はどう消費されているのか—パラメディカルの位置から見えてくる医療の実態
  • 第8章 なぜ、スポーツクラブに通い続けるのか?—「不健康」というラベルに抗う人びとの調査から
  • 終章 医療の過剰に巻き込まれないために—生き延びる知恵としての医療社会学の視点

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ