捕鯨の文化人類学
著者
書誌事項
捕鯨の文化人類学
成山堂書店, 2012.3
- タイトル読み
-
ホゲイ ノ ブンカ ジンルイガク
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注記
索引: 巻末pi-vi
参考・引用文献あり
内容: はじめに(岸上伸啓), 第一部: 総論(「序論」, 「世界の捕鯨文化」), 第二部: 先住民族による捕鯨(「先住民生存捕鯨再考」-「カムチャツカ半島沿岸先住民のシロイルカ猟について」), 第三部: 日本および韓国における地域捕鯨(「考古学から見た日本列島における捕鯨」-「韓国の捕鯨文化」), 第四部: 捕鯨をめぐる現代的問題(「商業捕鯨モラトリアムの真実」-「捕鯨と動物倫理」), おわりに(岸上伸啓), 執筆者紹介, 索引
収録内容
- 序論 : 捕鯨に関する文化人類学的研究について / 岸上伸啓 [執筆]
- 世界の捕鯨文化 : 人類とクジラの関わりを再考する / 秋道智彌 [執筆]
- 先住民生存捕鯨再考 / 浜口尚 [執筆]
- アメリカ、アラスカにおける先住民生存捕鯨について / 岸上伸啓 [執筆]
- カリブ海、ベクウェイ島における先住民生存捕鯨 / 浜口尚 [執筆]
- インドネシア、ラマレラの伝統捕鯨文化と社会変化 : 一九九四~二〇一〇年の捕鯨記録を中心に / 江上幹幸, 小島曠太郎 [執筆]
- カムチャツカ半島沿岸先住民のシロイルカ猟について : 北東アジアにおけるその位置づけ / 渡部裕 [執筆]
- 考古学から見た日本列島における捕鯨 / 山浦清 [執筆]
- 日本における捕鯨の歴史的概要 : 漁法を中心に / 中園成生 [執筆]
- 日本における北の海の捕鯨 / 岩崎まさみ, 野本正博 [執筆]
- 千葉県和田浦の小型捕鯨業の現状と課題 : 鯨食文化の継承をめぐって / 小島孝夫 [執筆]
- 食文化継承の不可視性 : 希少価値化時代の鯨食文化 / 赤嶺淳 [執筆]
- 日本人の鯨食観 : 二〇〇八年首都圏データ(五六〇人)は語る / 丹野大, 濱崎俊秀 [執筆]
- 変容する鯨類資源の利用実態 : 日本の鯨肉流通について / 遠藤愛子 [執筆]
- 韓国の捕鯨文化 : 蔚山(ウルサン)地域を中心に / 李善愛 [執筆]
- 商業捕鯨モラトリアムの真実 / 森下丈二 [執筆]
- 「法」の裁きを下すメディア時代の自警団? : シー・シェパードの反捕鯨キャンペーンの一考察 / 河島基弘 [執筆]
- 捕鯨と動物倫理 : 動物愛護団体の批判に関する考察 / 石川創 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
歴史的に見れば、世界各地で人間がクジラを食料やその他の資源として利用してきたことは明白である。クジラを捕ることや食べることは本当に悪いことなのか。現代の捕鯨問題を念頭におきつつ、世界各地の捕鯨や捕鯨文化の歴史と現状をさまざまな視点から比較し、検討する。
目次
- 第1部 総論(序論—捕鯨に関する文化人類学的研究について;世界の捕鯨文化—人類とクジラの関わりを再考する)
- 第2部 先住民族による捕鯨(先住民生存捕鯨再考;アメリカ・アラスカにおける先住民生存捕鯨について ほか)
- 第3部 日本および韓国における地域捕鯨の歴史と現状(考古学から見た日本列島における捕鯨;日本における捕鯨の歴史的概要—漁法を中心に ほか)
- 第4部 捕鯨をめぐる現代的問題(商業捕鯨モラトリアムの真実;「法」の裁きを下すメディア時代の自警団?—シー・シェパードの反捕鯨キャンペーンの一考察 ほか)
「BOOKデータベース」 より