主権国家体系の生成 : 「国際社会」認識の再検証
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書誌事項
主権国家体系の生成 : 「国際社会」認識の再検証
(Minerva人文・社会科学叢書, 177)
ミネルヴァ書房, 2012.3
- タイトル別名
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主権国家体系の生成 : 国際社会認識の再検証
- タイトル読み
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シュケン コッカ タイケイ ノ セイセイ : コクサイ シャカイ ニンシキ ノ サイケンショウ
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注記
関連年表: p329-339
参考文献一覧: p341-358
内容説明・目次
内容説明
近現代の国際社会の基本枠組でありつづけた主権国家体系は、いま、多様な主体の台頭や地球規模的な課題の深刻化により、根本から見直されつつある。本書は、同時代人の認識に注目し、300年に及ぶ主権国家体系の生成過程を共時的・通時的に描く。国際関係と国際関係思想の歴史叙述を単に組み替えるのではなく、社会秩序変動の分析枠組を念頭に置くことにより、新しい見方を提起する。
目次
- 主権国家体系生成過程への接近—立体像を描くための語り口と切り口
- 第1部 近世ヨーロッパ国際体系の同時代像(中世後期ヨーロッパと先進地域イタリア—主権国家体系の素材はいかに用意されたのか;イタリア国際体系の展開—主権国家体系の雛形はどんなものであったのか;ヨーロッパ国際体系の始動—ヨーロッパの国家と国際関係はどのように再編されたのか;ウェストファリア国際体系の実像—一六四八年はどのような意義をもつ年なのか;近代主権国家体系の確立へ—主権国家平等と勢力均衡の二大原則はいかに組み込まれたのか)
- 第2部 変容する近世ヨーロッパ国際体系の諸側面(神聖ローマ皇帝の消長とその理論—国際主体としての皇帝の地位はどのように変遷したのか;ロシア帝国とオスマン帝国のヨーロッパ国際体系への参入—異質な政治体はどのように取り込まれていったのか;条約からみた近世ヨーロッパ国際体系の変容—ネットワークの全体と主要な主体はどのように推移したか;理念としての主権国家体系の形成と浸透—国際体系観はどのように変化していったのか)
「BOOKデータベース」 より