三宅雪嶺の政治思想 : 「真善美」の行方
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書誌事項
三宅雪嶺の政治思想 : 「真善美」の行方
(Minerva人文・社会科学叢書, 178)
ミネルヴァ書房, 2012.4
- タイトル別名
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三宅雪嶺の政治思想 : 真善美の行方
- タイトル読み
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ミヤケ セツレイ ノ セイジ シソウ : シンゼンビ ノ ユクエ
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注記
三宅雪嶺の肖像あり
参考文献: p185-193
内容説明・目次
内容説明
「国粋保存主義」を提唱した政教社の言論人・三宅雪嶺の思想の核心は、「国粋保存」よりも「真善美」にあった。「個人」は天賦の才を伸ばして「真善美」に貢献し、各国は各々の「真善美」を実現して、人類社会は進歩していく。だが個人と国家、各国間、国家と人類の間での軋轢には予定調和的で、そのぶん時事論で矛盾した叙述も残している。本書では、雪嶺の思想と時事的発言の関連に踏み込み、その政治思想を解明する。
目次
- 第1部 多様性の思想(多様性がつむぎだす個性—三宅雪嶺の思想;優勝劣敗か、相互扶助か—有機体的共同性と「個」;有機体論と秩序意識の基底—雪嶺と如是閑)
- 第2部 公益/私益(雪嶺と露伴—「公益」と「私益」の一致と分裂;所与としての「職分」)
- 第3部 ナショナリズムと「真善美」(「国粋」と「真善美」—「英雄」としての西郷隆盛;ナショナリズムと「真善美」の狭間で—中国認識を中心に;共同性の再生に関する一考察)
- 補論 記録でもなく、征服でもなく—近代日本における「登山」観
「BOOKデータベース」 より