「菅原伝授手習鑑」精読 : 歌舞伎と天皇
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「菅原伝授手習鑑」精読 : 歌舞伎と天皇
(岩波現代文庫, 文芸 ; 199)
岩波書店, 2012.4
- タイトル別名
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菅原伝授手習鑑精読
- タイトル読み
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スガワラ デンジュ テナライ カガミ セイドク : カブキ ト テンノウ
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注記
参考文献: p207-209
内容説明・目次
内容説明
日本人の精神構造を強く規定する天皇。本書は歌舞伎三大名作の一つ「菅原伝授手習鑑」を題材に、作品に描かれた天皇像から日本人の心性を探る。実のわが子を主君の若君の身替りに供するという異様さ、菅原道真と天神伝説、八瀬童子をモデルとした松王丸ら牛飼舎人など、舞台設定の意味を多方面から読み解き、天皇と歌舞伎という聖俗の両極をつなぐものを明示する。
目次
- 序章 百二十年ぶりの「天覧劇」
- 初段 夢に夢をや結ぶらん—発端としての「加茂堤」
- 2段目 道明らけき寺の名も—古層としての「道明寺」
- 3段目 下々の下々たる牛飼舎人—「車引」と「賀の祝」
- 4段目 菅秀才の亡骸を御供申す—「天拝山」と「寺子屋」
- 5段目 北野の千本松、栄へ栄る御社は—「大内山天変」
- 段外 「寺子屋」変容—「桜姫東文章」と「松王屋敷」
「BOOKデータベース」 より