ロス、きみを送る旅
著者
書誌事項
ロス、きみを送る旅
(BFT)
徳間書店, 2012.3
- タイトル別名
-
Ostrich boys
ロスきみを送る旅
- タイトル読み
-
ロス キミ オ オクル タビ
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内容説明・目次
内容説明
十五歳の少年ブレイク、シム、ケニーは、親友のロスが交通事故で死んだことを受け入れられないでいた。葬式は心のこもらない形ばかりのものに思えたし、おまけに警察が、自殺かもしれないなんていいだした。あいつのことを本当にわかっているのはぼくたちだけだ—。三人は、遺灰の入った壺をリュックに入れ、ロスが「自分と同じ名前だから」と行きたがっていた、北の海辺の小さな町「ロス」を目ざす。それがあいつの「本当の葬式」になるはずだから。もちろん悲しいけれど、三人でトラブルをのりこえながら行く旅は、充実して楽しい気がした。ここにロスがいないことだけが残念だ…。ところが、やっとのことで警察の目をかいくぐり、目的地まであと少しというところで、それぞれがだまっていた事実が明らかになる—。イギリス気鋭の作家が、少年たちの痛くて熱く繊細な友情を、あざやかに描く青春物語。二〇〇九年カーネギー賞最終候補作。
「BOOKデータベース」 より