井原西鶴と日本語の世界 : ことばの浮世絵師

書誌事項

井原西鶴と日本語の世界 : ことばの浮世絵師

杉本つとむ著

彩流社, 2012.5

タイトル読み

イハラ サイカク ト ニホンゴ ノ セカイ : コトバ ノ ウキヨエシ

注記

参考文献: p443-451

内容説明・目次

内容説明

人間実存の意味を、美女を描く浮世絵師の如く、冷静に、きめ細かく、ときに大胆にときに大笑いし、涙を胸に秘め、じっと見るべきものは毛髪一本も見逃すことなく描いた。西鶴、平山藤五の言語宇宙を、その言葉の力のすばらしさを、生活語、民俗、言業などに分けて実証的に考察する。

目次

  • 1 西鶴を考察する視座(西鶴の描いた十七世紀の人と社会;西鶴と戯作執筆の意図 ほか)
  • 2 西鶴、新文章の創始と方法(創作の秘訣;語り・咄しの文態 ほか)
  • 3 西鶴とその言語宇宙(近代語の創造者—相鑰から悪知恵まで;民俗の記録者—大原の雑魚寝〜風の神おくり ほか)
  • 4 西鶴の心のうちを語る“掌中小説”(男地蔵;白か黒か ほか)
  • 余論 江戸俗字の解読と検証—西鶴作品を中心に

「BOOKデータベース」 より

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