コモンズのドラマ : 持続可能な資源管理論の15年
著者
書誌事項
コモンズのドラマ : 持続可能な資源管理論の15年
知泉書館, 2012.5
- タイトル別名
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The drama of the commons
コモンズのドラマ : 持続可能な資源管理論の十五年
- タイトル読み
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コモンズ ノ ドラマ : ジゾク カノウ ナ シゲン カンリロン ノ 15ネン
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注記
参考文献あり
その他の編者: Thomas Dietz, Nives Dolšak, Paul C. Stern, Susan C. Stonich, Elke U. Weber
内容説明・目次
内容説明
1968年に生物学者G.ハーディンは『コモンズの悲劇』を発表した。以後、「コモンズ論」研究は、社会学、人類学、経済学など多分野の学際的研究による実証的な反論を中心に展開した。本書はこれらの蓄積された研究を整理し、急速に拡大している研究対象の最先端の業績を紹介しつつ、コモンズ研究の進むべき方向性を示す。多角的視点から対象分野を概観し、鋭い問題提起に関する展望や社会分析を広範囲に行うための方法、さらに環境や資源の持続可能なガバナンスへの関心とコモンズに関心を持つ者が交差するときの論点、社会システムと自然システムを合わせて分析する上で有効な方法などが豊富に盛り込まれ、コモンズに関心を持つ学生、研究者、地域の資源管理の実践・政策に携わる行政、NPO、NGO、そして資源に関わるコミュニティにとって座右の書となろう。
目次
- 序論(コモンズのドラマ)
- 第1部 コモンズのドラマにおける資源利用者、資源制度、および行動(共有資源と制度の持続可能性;不平等な潅漑利用主体—大規模多変量研究における異質性とコモンズ管理 ほか)
- 第2部 私有化とその限界(コモンズの保全に向けた許可証取引によるアプローチ—私たちは何を学んできたのか;共同所有、規制性所有、環境保護—共同体に根ざした管理と取引可能環境許可証の比較)
- 第3部 クロス・スケールのリンケージと動態的な相互作用(制度的相互作用—環境面におけるクロス・スケールな相互作用の重要性;クロス・スケールな制度的リンケージ—ボトムアップからの展望)
- 第4部 新たに現れてきた課題(科学的不確実性、複雑系とコモン・プール制度のデザイン;コモンズにおける制度生成—コンテクスト、状況、イベント ほか)
- 結論(15年間の研究を経て得られた知見と残された課題)
「BOOKデータベース」 より