宮沢賢治 : 存在の祭りの中へ
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書誌事項
宮沢賢治 : 存在の祭りの中へ
(定本見田宗介著作集, 9)
岩波書店, 2012.6
- タイトル読み
-
ミヤザワ ケンジ : ソンザイ ノ マツリ ノ ナカ エ
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注記
岩波現代文庫版 (2001年刊) の再刊
年譜: p296-302
内容説明・目次
内容説明
詩人の作品世界に沈潜し、その生と思想に共振する。テクストに改訂を加え、巻末に「定本解題」を収録する。
目次
- 序章 銀河と鉄道(りんごの中を走る汽車—反転について;標本と模型—時空について;銀河の鉄道—媒体について;『銀河鉄道の夜』の構造—宮沢賢治の四つの象限)
- 第1章 自我という罪(黒い男と黒い雲—自我はひとつの現象である;眼の赤い鷺—自我はひとつの関係である;家の業—自我はひとつの矛盾である;修羅—明晰な倫理)
- 第2章 焼身幻想(ZYPRESSENつきぬけるもの—世界にたいして垂直に立つ;よだかの星とさそりの火—存在のカタルシス;マジェラン星雲—さそりの火はなにを照らすのか;梢の鳴る場所—自己犠牲の彼方)
- 第3章 存在の祭りの中へ(修羅と春—存在という新鮮な奇蹟;向うの祭り—自我の口笛;“にんげんの壊れるとき”—ナワールとトナール;銀河という自己—いちめんの人生)
- 第4章 舞い下りる翼(法華経・国柱会・農学校・地人協会—詩のかなたの詩へ;百万疋のねずみたち—生活の鑢/生活の罠;一一月三日の手帳—装備目録;マグノリアの谷—現在が永遠である)
- 補章 風景が離陸するとき—シャイアンの宮沢賢治(土性調査—空間する時間;天空の地質学—現在する過去;風景が離陸するとき—すきとおる世界;銀河の鉄道—賢治の現在せい;シャイアンの宮沢賢治—普遍する土着)
「BOOKデータベース」 より