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椿説泰西浪曼派文学談義

由良君美著

(平凡社ライブラリー, 767)

平凡社, 2012.7

Title Transcription

チンセツ タイセイ ロマンハ ブンガク ダンギ

Available at  / 95 libraries

Note

1972年6月にユリイカ叢書として青土社より刊行され、1983年7月に増補・改訂を加えて再刊された増補版を底本とする

Description and Table of Contents

Description

文学史に埋もれた伊達男兼殺人文筆家に光を当て、アヘンが文学に与えた影響をあざやかにひもとく。ターナー晩年の絵画のすばらしさを再評価し、詩人哲学者・コールリッジとユートピアを夢見る。ワーズワースとゴヤの奇妙な同時代的交差を論じ、イギリスの恐怖伝奇小説の系譜をたどる。そして、ロマン派の音楽家たちをお祭り男と賞賛する。澁澤龍彦、種村季弘と並び称される「脱領域」の知性が遺した最初の著作、待望の再刊。

Table of Contents

  • 類比の森の殺人
  • 夢のフーガ
  • 衆魔と夢魔
  • 四元素詩学—絵具の言葉
  • 自然状態の神話
  • サスケハナ計画
  • ランターズ談義
  • ベーメとブレイク
  • 啓示とユートピア
  • ゴヤとワーズワス
  • 幻想の地下水脈
  • ヘルマフロディストの詩学
  • ミミズク舌代
  • 悪夢の画家—ヨーハン・ハインリッヒ・フュースリ
  • イギリス絵画漫歩
  • 伝奇と狂気
  • ゴシック風土
  • ヴィクトリア時代の夜
  • ロマン派音楽談義—ミメーシスを遠くはなれて

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